今更ながら気づいた「モアナと伝説の海」のポリコレ視点
この内容を書く上で一つ前置きをしておきたい。
私は男根象徴や破瓜の暗喩、のような解釈の仕方はあまり好きではない。
それが製作者の意図するところであっても一定の懐疑や嫌悪のようなものを幾何か感じてしまう。
といったことを踏まえ
かつてこのブログで
マウイがあまりにも目くばせ的に「村で子育てしてりゃ」というセリフを言うのは鼻につく
というようなことを言ったことがある。
しかしどうだろうマウイの持つ魔法のフックを「男性的権威」と当てはめてみれば
長らく(おそらく古き良きアメリカンマッチョイズム)失われてきた男性的権威を
女性との協力で取り戻す。
しかしそれはまだ真なる価値は持っておらず、まやかしの権威であり
その両者の前に立ちはだかる困難を前に、例え取り戻した権威が壊れようとも立ち向かい
権威が形を失ったとしても、それは本質的な喪失ではないことがわかる。
もちろん今までこの視点を感じていなかったわけではないし、皆が心では受け取っているメッセージではあろうが
今更「魔法のフック」の持つ意味を言語化できた。
本当に今更orz