ヒックとドラゴン3 酷い....でも好きだから仕方ない
あの大傑作「ヒックとドラゴン」の三作目にして最終作
日本では2がビデオスルーとなったが、ファンの熱い声により年末には3が劇場公開も決まって一安心
今回は毒でどんなドラゴンでも操れるという、前作と比べて全く魅力のない敵に村を
狙われ、一族で聖域と呼ばれる安全な場所へと移住しようとするが白い雌ドラゴン
”ブライトフューリー” が現れトゥースレスはメロメロ....
というお話
今回の悪役はトゥースレスの一族であるナイトフューリーを絶滅寸前まで追い込んだ頭の切れる策士という美味しい設定にも関わらず、特にプロフェッショナル感もなければ、今作の出会いと別れというテーマに結び付いているわけでもない
そして花形として押し出されているブライトフューリーは当初敵に捕らわれていたが、あえて解放しトゥースレスを魅了する....というが操られていたり、居場所を知らせるということでもなく
ただ解放しただけ
....なんじゃそりゃ
そして見なくても予想のつくごたごたの末、主人公たちは1作目に同じ展開で連れていかれてしまったドラゴンたちを取り戻すべく戦い、勝利するが
ついに主人公はこれからもドラゴンたちと暮らしていけば同じようなことが起きるという、それほどその結論までの積み重ねがないためそれほど納得できない結論に至り
トゥースレスに全てのドラゴンを聖域へと引き連れさせ、ついに別れを迎える
最初に主人公たちは自分たちも一緒に聖域に移り住むという計画だったにもかかわらず、なぜか別れを決める
一応「きっと誰かがいつか聖域を見つける」「今の世界じゃまたドラゴンを巡って争う」という理由付けはされるが、説得力は皆無
クライマックスでの空中戦も非常に単調で、規模は1作目に負けるほど小規模にがっかり
正直冷静な目で見ると酷い内容だった
しかし
自分は1作目があまりに好きすぎる、主人公カップルがたまらない!というダメなオタクなので
とにかくイチャイチャする主人公カップルや、キャラクター同士の掛け合いなどを見るだけで十分
あの小っちゃかった子たちが結婚して子供まで.....
ヒックとドラゴン好きにはお勧めだけど、映画そのものはダメダメでした