ナメていたフレンズがマッドマックスでしたアニメ「けものフレンズ」を10話から見て
ケムリクサを見て
「これはたつき監督についてもう少し知っておいた方がいいな」
という謎の使命感に駆られ、かつて4話ほど見て断念した「けものフレンズ」を本筋スタートだと聞いた10話から見てみました。
大体の話の流れなどはネットで知っていましたが、主人公である「かばんちゃん」が何者であるか、どういった話の帰結をするのかは知らない状態だったので
まんまと涙ぐんでしまった
というのもタイトルのマッドマックスとはどういうことなのかとも繋がっていて
もちろん最後の脅威である巨大セルリアンに対して、これまで友達になってくれたフレンズたちが一堂に会するシーンは
「昆虫物語みなしごハッチ」や「うしおととら」「金色のガッシュ」
などの積み重ねたが故の大放出
正直4~10話まで飛ばしているためほとんどのフレンズを知りはしないものの
あんな見せ方されると鳥肌は立つし俄然 燃えますね
正直こういう積み重ねをせずに気を衒ったアニメばかりで、王道をやる技量や土壌がないため、刺さること刺さること
でもって「けものフレンズ」の話は
自分がわからなくなった広大な退廃した世界で、ただひたすらに他者の長所を見つけて肯定していき、献身と自己犠牲によって自らを取り戻し、最後には周囲にまで自分の存在が波及して世界を変えていく
そして居心地のよくなった場所に永劫回帰的な停滞ではなく、再び旅を続ける
えぇそうです。完全にMADMAXです
かばんちゃんはマックス・ロカタンスキーだったんだよ!
もう一度かばんちゃんはマックス・ロカタンスキーだったんだよ!
正直、驚くほどの低予算と知ってはいながら’’ほつれ’’のようなものはさほど気にならなかったし
やっぱり「けものフレンズ」というコンテンツは、もしたつき監督が手掛けていなければ サービス終了と共に終わっていたんだなぁ、と
そしてそのこと気づきながら、既にたつき監督のものとなったコンテンツを
自分のものにしようとした制作委員会並びに吉崎観音は今自分たちのエゴに潰されかかっているので
あまり叩きすぎてもいけないし、それゆえにケムリクサが擁護ムードの中でTVシリーズとして始まり大成功を収め、実績を確実なものにできたという結果論は如何でしょうか
追記、ちゃんと1話から見て、さらに3週しました。たーのしー!