雑食ふしあな雑記

勢いだけで映画やアニメの話など 

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2019-01-01から1年間の記事一覧

スターウォーズは第三の社会革命だった?? ディズニーとジョブスと共に

ここ数年、ピクサーやディズニー、ジョブスについて色々知る機会があり さらにスターウォーズについても色々と調べていると、人類史に関わる衝撃の事実に気がついたのだ。 まずスターウォーズの監督であり創造主ジョージ・ルーカスが自分の思い描いたビジョ…

スター・ウォーズEP9 スカイウォーカーの夜明け ネタバレしまくり感想

先ず感じたことは感謝だった。 それは綺麗に終わったこと。 ブレイクスルーを成し遂げたこと。 それでいてオリジナルを尊重したこと。 そしてEP8で滅茶苦茶になったストーリーラインを見事納得いくものへと舗装して見せたこと。 誰しもファンであれば感謝を…

みんなは気づいてたけど、今更言語化できたスターウォーズのプリクエルとオリジナルの構造

おそらく4往復目ほどのスターウォーズのEP4~EP3を経てようやく気付いたのが プリクエルでは母を助けられず、ジェダイによって禁じられた愛のせいでアナキンはダースベイダーとなってしまい銀河を征服し オリジナルではルークは最後まで父をダークサイドか…

ヒックとドラゴン3  酷い....でも好きだから仕方ない

あの大傑作「ヒックとドラゴン」の三作目にして最終作 日本では2がビデオスルーとなったが、ファンの熱い声により年末には3が劇場公開も決まって一安心 今回は毒でどんなドラゴンでも操れるという、前作と比べて全く魅力のない敵に村を 狙われ、一族で聖域…

ブライトバーン 親がダメなら子もダメ、ついでに映画も

※ネタバレあり もしも幼少期のスーパーマンがクソガキだったら というホラー映画 ジェームス・ガンがプロデュースで入ってるから少し期待してたらガッカリ ちょーっと気になる女の子の部屋に忍び込んだらキモいと言われて、自分が宇宙船に乗ってきた よその…

JOKER  ラストシーンの本当の意味とは 

前回書いた記事では、見たほとんどの人が圧倒されるだけに留まっていた人が多いためのものだったが 今回は演出面などの話をしたい まず皆混乱し、答えを求めているアーカム内でのカウンセリングからの The End あのラストはもちろん序盤のカウンセリングと対…

JOKER  喜劇で終わらせてはいけない

まず自分の中のジョーカー観について触れておく必要がある 彼はあくまで混沌という概念であり、バットマンを映す鏡でもある これが私の中のジョーカーだ 決して人間であった時や、素顔などはない もちろんこれまでいくつかジョーカーのオリジンが描かれたこ…

アイカツ! この頬を伝うのは....

あれは確かニール・セダカの「Calendar Girl」を聴こうとYoutubeで検索したときだった カタカナで「カレンダーガール」と検索するとトップにはアニメのサムネイルの動画が。 www.youtube.com 興味本位で再生してみると、これが驚き!びっくりするほどキャッ…

「天気の子」ネタバレあり   新海誠の新劇場版:破

新海誠の最新作「天気の子」見てきた まず前置きとして、個人的に新海誠作品は「君の名は」以外全部嫌いで 文章だからまだ大丈夫だった村上春樹イズムを声に出されるのが本当に苦手で さらにそこに90’sウジウジ系譜が重なって 「秒速五センチメートル」とか…

グリーンブックを今更見て   めっちゃいい!けど、そうじゃない!

ヴィゴ・モーテンセン マハーシャラ・アリ 二人とも大好きな役者で、話も面白かった アカデミー賞狙いとは思えない明るさと心地よさで全く退屈しない2時間!!! でも.....ラストシーン シャーリーがトニーの家を訪ねクリスマスパーティーを共に過ごし、妻に…

トイストーリー4に足りなかったこと、ラセターなら出来ていたこと 喰らえこれが真のトイストーリー4!

今作で何が問題だったのか 「優しくて 頭がよくって、でも ウッディの特別なところは…彼は絶対に君を見捨てたりしない 彼はそばにいてくれる、どんなことがあっても 大事にしてくれるかい?」 アンディはこう言ったんだ....彼だってずっとウッディと一緒に居…

トイストーリ4 正しさによって破壊される俺たちのウッディと自立した女性 

まず トイストーリー4はどうおかしかったのか ボー・ピープの正体 俺たちのウッディはどこへ...? ではどうすればよかったのか ポリコレによって汚される女性たち 最後に まず 良かった。 というのは公開前にネット上で散々な言われようをしていたポリティカ…

トイストーリ4を前に。見たいものと、見せられるもの。 ポリティカリ―コレクトネスは本当に”正しい”のか

※この記事はトイストーリー4をまだ見ていない、現在進行形で胃を痛めている男が書くものです ※※肌の色、性別に違いあっても差をつけるようなことはあってはいけないという思想を持っています まず今巷で騒ぎになっているトイストーリ4がポリコレ展開で過去…

今更、でも今だから語るべき「スパイダーマン・ホームカミング」

あまりに熱が入り周囲の人へ熱弁していたせいでこちらに書くのを忘れていたので 続編であるスパイダーマン・ファーフロムホーム公開を前にもう一度 なによりこの映画で語るべき点はたった一つ バルチャーによって瓦礫に押しつぶされ、マスクを脱ぐピーター …

「PIXAR 〈ピクサー〉 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話」を読んで

約一か月かけて1冊久々に読み終えた 「PIXAR 〈ピクサー〉 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話」 何より驚いたのは、これはピクサーにいる天才たちがいかに難題を一つ一つ乗り越え、世界のエンターテイメントを変えたのか ということ…

『I am Mother』 流石にこれはどうなんだ盗作問題

Netflixで配信中のSF映画「I am Mother 」 外界から断絶された無人の施設で一台のロボットに育てられた少女が、ある日いるはずのない外の人間と接触し... というお話 予告を見て非常に楽しみしていたが、蓋を開けてみれば ロボットのデザイン、世界観、展開…

「プロメア」今石中島コンビの異様な映画....また私は如何にして完成度を諦め燃え上がるようになったのか

今石&中島コンビの初のオリジナル映画 「プロメア」を見てきた 結論から語るのであれば 『ラーメン食べに行ったら、出て来るのに1時間以上かかって、その間食ってる餃子のしゃしゃりもなく水は変な味がする。 やっとラーメン来た!と思って食べたら美味いけ…

「Godzilla: King of the Monsters 」 荘厳な神々の王座決定戦....と思いきや

歴代ゴジラシリーズをうまく混ぜ合わせ、それをハリウッドの莫大な予算によって焼き上げたそんな一作 前作のギャレス・エドワーズ版にあった「怪獣の出番が少ない」「人間ドラマに乗れない」などの不満点を大きく解消しただけではなく 「あの兵器が!?」「…

アベンジャーズ:エンドゲーム 鋳造と鍛造を繰り返した11年

多分にネタバレを含みます 「初日に見てないお前が悪い」 全てを見届け、今思い返すだけで涙が出る。 彼から始まった最初はとても小さな、でも確かな密度を持った「鉄」はたゆまぬ努力と、リスクを恐れない決断によって熱し、叩かれ 今や様々なものに影響を…

ナメていたフレンズがマッドマックスでしたアニメ「けものフレンズ」を10話から見て

ケムリクサを見て 「これはたつき監督についてもう少し知っておいた方がいいな」 という謎の使命感に駆られ、かつて4話ほど見て断念した「けものフレンズ」を本筋スタートだと聞いた10話から見てみました。 大体の話の流れなどはネットで知っていましたが、…

「ケムリクサ」完全なコントロールの先にある完成された作品。そして新たなアニメの在り方

プチブームとなった「けものフレンズ」 制作会社ヤオヨロズ、監督たつきによる完全オリジナル作品 「ケムリクサ」 終わりましたね 「わかば.....好きだ」 最高かよ ここで先に恥を曝すようですが 1話の放送当時、見てはみたものの、キャラクターの時代錯誤な…

最強、しかし平凡 キャプテン・マーベル

一年ほど前にマーベルスタジオCEOのケヴィン・ファイギが 「これまでとは違うオリジンにする」という旨をインタビューで発言しており 予告公開時点では「うーん不安だ」 そんな印象でしたが いざ劇場へ 先ずこの映画はいわゆる5億点出てます、それも開始十秒…

スパイダーバースには3つの見方

とにかく登場した時からスパイダーグウェンが大好きで、第2弾の予告で登場が判明してからというものずっと予告編を見てました スパイダーグウェンの映画として100点 スパイダーマン(マイルス)として65点 お祭りとして80点 こんな感じかな? マイルスの物語…

自分だけのモアナ

自分の色んなものの原点には中学生の頃に見た「天元突破グレンラガン」というガイナックス制作のロボットアニメがありまして 決して万人に勧められるような完璧なアニメというわけではないのですが、どうしようもない中坊時代はこのアニメを支えにしていた、…

ベルベット・バズソー お前らみんな死んじまえ

あの名作「ナイトクローラー」の監督&主演が再びコンビを組んでの 「ベルベット・バズソー」 非常に簡潔なあらすじ 突然死んだ無名画家の絵が素晴らしく、アートビジネスで儲けようとしたらそれに群がった人たちが次々と変死を遂げていく……… という話だけで…

メリー・ポピンズ:リターンズ 悪い点

まずいつものディズニーへの苦言として 「はい、ウチは社会問題にしっかりと配慮していますよ」 という時代的に齟齬がある黒人優遇問題 人種に関わらず大衆には分かりやすくしなくては理解できない、文句を言うということを踏まえても流石に物語のバランスが…

メリー・ポピンズ:リターンズ 良い点のみ

メリー・ポピンズ:リターンズを見てきた (今回は良い点と悪い点で記事を分けます) 企画が浮上したというニュースもあれは確か4年ほど前だったか 当時は「あーあぁ…見るかよ、んなもん」とは思いつつ、気づけばスクリーンの前に ただ今作を語る前に、なぜメ…

Halloween(2018) 俺はいったい何を見ていたんだ.....(ネタバレ注意)

1作目からなんと40年 1978年、言わずと知れたジョン・カーペンターの代表作の Halloween (以下78) その9作目.....9作目!? (1作目しか見ていない...) Halloween (以下18) 最近ではホラーゲーム「Dead By Daylight」で若年層にも高い知名度を誇っている..…