スター・ウォーズEP9 スカイウォーカーの夜明け ネタバレしまくり感想
先ず感じたことは感謝だった。
それは綺麗に終わったこと。
ブレイクスルーを成し遂げたこと。
それでいてオリジナルを尊重したこと。
そしてEP8で滅茶苦茶になったストーリーラインを見事納得いくものへと舗装して見せたこと。
誰しもファンであれば感謝を捧げたくなるだろう。
もちろん100点満点ではない。
例えば旗艦であるスターデストロイヤー上でのフィン達の戦闘や、航空戦は概ね微妙だったり
既に予告で見せられていたため援軍の感動が薄まったり、援軍がどういう人達で、どう心を奮い立たせて援軍に来てくれたのかが描かれていないため、盛り上がり切れなかったり...
しかし!!!
・レイアの死に膝から崩れ落ちて嘆くチューイ
・まさかまた出るとは思わなかったハン・ソロ
・ベン・ソロがライトセイバーを手にした時ハン・ソロと同じ身振りをする
・EP4ではチューイに与えられなかったメダルがついに
・プリクエル、オリジナル、アニメの歴代キャラが全員でレイに呼びかけ覚醒
・「I'm all the sith」
『...And I'm all the Jedi』
・次世代イウォーク二匹
・タトゥイーンでのジャワの「ロンティーニー」みたいな声とルークの家
・『レイ・スカイウォーカー』 からの二重太陽からの
エンドタイトル
もうこれだけで何億点だよって話じゃないですか。
JJエイブラムスがインタビューやSNSなどでライアン・ジョンソンを庇う発言を多くしながらも、心の中では「余計なことしやがって」と思っていたんだろうなぁ....と邪推するような内容で、そこにもグっと来る。
EP8でダダ滑っていたルークがライトセーバーを投げ捨てるシーンに対して、レイが投げ捨てたのを掴んで「敬意を払え」とか最高っしたね
とはいえライアン・ジョンソンのやろうとしたことが間違っていたわけではない。
これからディズニーが言う通り100年スターウォーズを続けていく、それにはスカイウォーカーという血族の話であることは枷になっていくし、少なからずそこに疑問を持っていたファンもいただろう。
(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol2はそれへのアンサーであったわけだが...)
しかしついに判明したレイの血筋であるパルパティーンという血の呪いという視点から血統否定をしながらも、スカイウォーカーという魂を肯定するという素晴らしくバランスの取れた、大人なオチのつけ方に溜飲が下がる。
でもって今回はスターウォーズ世界を色々と覗かせてくれる作りにもなっていてイイ!
砂の惑星でありながらもこれまでとは違う、お祭りの最中で盛り上がり、それを見て
心躍るレイの可愛さや、数多くのエイリアンたちも魅力的だった。
レイに関しては、ラジオで高橋ヨシキさんがEP7で「レイさんは直す人なんですよ」という言葉がずっと頭にあって、今回は徹底的に「治す」人になってて、結構感動したり
脇がアップで映ったりと凄い可愛かったです。
もちろん結局パルパティーンかよ....フォースって魔法かよ...とは思うけど、EP8で描かなければならなかった部分などを補完するには、多少強引な手法を使うしなかないと、ファンも大人にならざるを得ないだろう。
ただ個人的な好き嫌いで言うなら、正直なところベンとレイはキスして欲しくなかったなぁ....もちろんEP8での心のふれあいみたいな描写は恋愛的な描き方だったけど
結局最後までレイに伝えずに終わったフィンの恋の行き場が....
とはいえそれも、もはや些細なこと。
エンドロールで流れる名曲の数々が「これまでありがとう!!さようなら!」って感じで
「あぁ映画館でこれらの名曲を聴くのも最後なのかもしれない」
そう思うと自然と涙が....
4年前、拍手と歓声の中で号泣しながら始まったEP7から
なんだかんだで最後には何度も泣き、拍手で終わったEP9
とにかく大大大大大大満足!!!!!!!
ありがとうJJエイブラムス!
ありがとうキャストのみんな!
スターウォーズ大好き!!!!!